妹
吹替え版に続き、字幕版を見てきた。アナと雪の女王。
アナが可愛くってしょうがない。
私の後ろを「ねえ、ねえ。」とついてくる。
誰に会ってもすぐに心を易々と開けて、相手を信頼できてしまうアナ。
自分をさらけ出して受け入れてもらえなくて、後で傷つくかも…とか。接する人に、魅力のある子と思われたい…とか。そんなことを、自分でも気づかないうちに、秒速で計算しながら行動してしまう私。
アナみたいになりたい。
でも、出来ない。
もう、嫌になるわさ。
だから、やっぱり、アナと仲良く出来ない。可愛くってしょうがないけど。
ということを大人になっても思ってる。
ゆえに、私は、氷の城に住んでいる。
うちのアナは、私のことはさっさとあきらめて、とっとと外に世界で自分の好きな人たちと遊んでました。
そりゃそうだ。
おひとりさま新宿黄金コース
まず、テアトル新宿で映画「愛の渦」を見る。
戯曲が原作なんだね。だからこんな感じなのね。
乱交パーティー。どうしても行かねばならぬという性欲と、初めて会う知らない人たちと渡り合い、さらけ出すヤケクソな勇気。えらいわー。
ことに至るまでの間抜けな時間。至った後には、めんどうくさい人間関係。まあ、パーティーが終われば、関係も何も終わりだけれど。
面白かった。
それから。
ひとの気持ちを確かめるってどうやったらいいのだろう。
思っていたのとぜんぜん違うことがよくあるの。
自分の本当の気持ちもよくわからないけどさ。
なんてことを考えたのでした。
映画が終わったら、伊勢丹へゴー。
靴を買う。ベージュを買う予定だったのが紺色に…。上手くいかないものだ。
それから紀伊国屋書店の地下のとんかつ和幸でランチ。一口カツと海老フライとチーズ入りメンチ。
美味しくって幸せ。ほんと大好き。
紀伊国屋の上へ上って、いろいろ物色。クドカンの文庫を立ち読んだり。
新書「炭水化物が人類ほ滅ぼす」を買う。
それからビックロで、狙っていた期間限定価格のシャツを試着。いまひとつで断念。
さて、帰るかと丸ノ内線に乗る。
銀座で降りて、またユニクロに行ってしまう…。さっき不完全燃焼だったのか。
うーん、バカ。
今日に限って、なんでこんなに履くズボン履くズボン、ピッタリと私の下半身に合ってしまうんだろう。
4本買いそうになって、2本に押さえた。
やっと帰途につく。
おつかれ。
来年、50なのにこれでいいのか…。
やさしくしたい
心の中で悪態ばかりつている。
目の前の風景に。目に入る人々に。
いらいらしてばかりいる。
私ってなんて底意地の悪い(←“底”ですよ。表面上はわりと平静を保ってますからね)人間なんだろう…。倉持くん(@真心brs)の歌のように、人にやさしくてやさしくされたい…はずなのに。
ネットで検索。「人にやさしくしたい』
どうやら。
いつも、自分を責めてばかりいると、それがクセになって他人をも攻めるようになる、と。
自分にやさしくしてあげて。だって。
そうか。
「また今日も出来なかった。ダメだな。」
「いつもダメだな。」
「私って自分で自分との約束を守れない…弱いなー。」
って、ついつい自分にダメ出し。
ああ、これがいけないんだな。
「自分にやさしく」「自分を肯定する」とか「自分を好きになる」ってよくいわれるけれど、いまだにどういうことか認識できない。でも、単純に「ダメだしを止める」というのなら出来そうだ。
「ダメじゃないです。大丈夫です…とりあえず」と自分に言ってあげようと思う。
そして、そのうち、周りにやさしいキモチが持てたらいいなあ。
と思う今日このごろ。
危険なプロット
面白かった!
覗き見って楽しいよね、「続く」って言われると知りたくなるよね。皮肉に次ぐ皮肉。
作家という仕事は、観察し過ぎ、妄想しすぎ。
想像と現実の区別がついてるせいなのか、考えが及ばないせいなのか(いやらしい言い方をしてみたよ)、平凡な中産階級の家族のチームワーク(思いやり)が意外に強かった。想像でなく実感が大事。
って、これもおませな彼の書く羨望の家族、虚実入り乱れててホントのところはどうだかわからないけど。
きっと誰にでも物語はあるはず。主人公たちが最後のシーンで見ていた数々の窓と同じように。
でも、自分は、全然、物語を持っているなんて思えない。
だからこういう物語を見て楽しむのだ。うっとりするのだ。
美少年(または美少女)に、人生を翻弄されたいなーとちょっと思うのだ。
行ってきたぜsuede
あぁ至福の2日間であった。
1日目は2階席から。ブレットのタラバガニのような大股開きガニマタを堪能(足、なげー)。郷ひろみみたいで、ちょっと無理矢理な若々しさを感じないこともないんだけど。あのスタイルの良さは節制のたまものでしょうし。でもカッコイイは正義。
2日目は、もぉ全くよく見えない1階の立ち見で。なんだこれは!の曲を連発で感激。
いや、しかし、完璧にバーナードのギターをなぞるリチャードのギターに…。いいのか?これで?と思いながらやっぱり嬉しさを禁じえない。だってもう、カラダに染み込んでるギターの弾き回し(歌い回し…的な意味でとってください)だもの。ちょっとでも違うとイヤなの。
きっと、いま、バーナードさんご本人が弾いたら全然違うものを弾き倒しそうですけど。
20年前にCDで聞いたフレーズが今でもキラキラしていているなんて!美しさに感動するやら、なんでもっとこれを続けなかった?ともったいなく思うやら…。リチャには悪いけどバニの幻を見ちゃったよ。
いいときももちろんたくさんあった。でも、ダメなときもあったでしょう。こらえてこらえていろいろ超えて続けてきたものにしかない歴史の輝きを見た。
今回最高だった1曲は。
another no one